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【心霊スポット】未完成の「石田三成テーマパーク」!?佐和山遊園の異様な景観と心霊噂【滋賀県】

Coco
ライター:Coco
怪談を書いたり、お化け屋敷を作ったり、全国の心霊スポットを巡ったりしています!
オカルト系
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🕯️はじめに:佐和山遊園とは?

国道沿いに突然現れる、巨大な城、五重塔、金閣寺のような建物――。

しかも、その多くを一人の男性が何十年もかけて造り続けた。

今回ご紹介するのは、滋賀県彦根市にある――佐和山遊園さわやまゆうえんです。

「遊園」と名前が付いていますが、一般的な遊園地とはかなり違います。

地元実業家・泉巌氏が、佐和山城主・石田三成を顕彰するテーマパークを構想し、1976年に着工。

佐和山城風の天守、城門、資料館、美術館、寺院風建築、五重塔などを、長い年月をかけて自ら造り続けた私設施設です。

正式な有料オープンには至らず、工事を続けながら無料公開されていました。

ところが2015年頃から「修復中」「立入禁止」となり、巨大な建築物だけが道路沿いに残る姿から、いつしか「廃墟」「心霊スポット」としても語られるようになります。

噂では、

「夜になると武者の霊が出る」

「建物の中に人影が見える」

「誰もいない建物から声や物音がする」

「完成しなかったのは呪われていたから」

などと言われています。

しかし調べてみると、未完成だった理由を心霊現象で説明する必要はありません。

今回は、佐和山遊園がなぜ造られたのか、泉巌氏と石田三成への思い、一般財団法人佐和山三成会、長期間のセルフビルド、閉鎖後の心霊噂、そして私が実際に訪れた際の写真を詳しく見ていきます。

🗺️佐和山遊園の情報

佐和山遊園の基礎情報

名称:佐和山遊園
所在地:滋賀県彦根市古沢町1156付近
着工:1976年(昭和51年)
構想者:泉巌氏
テーマ:石田三成・佐和山城
性格:私設歴史テーマ施設・セルフビルド施設
主な施設:天守風建築、城門、美術館・資料館、寺院風建築、五重塔など
営業形態:正式な有料開園には至らず、長期間無料公開
運営主体とされる法人:一般財団法人佐和山三成会
2015年頃:修復中・立入禁止へ
現在:私有地・立入禁止

佐和山遊園の場所

佐和山遊園は現在、自由に見学できる観光施設ではありません。2015年頃から立入禁止となった記録があり、現在も私有地として管理されています。過去写真を見て無断で入らないでください。

1976年、石田三成のテーマパークとして着工

佐和山遊園が造られ始めたのは1976年。

地元で事業を行っていた泉巌氏が、佐和山城を居城とした石田三成を顕彰する施設をつくろうと考えたことが始まりとされています。

当初は城、資料館、美術館、遊具、土産物施設などを備えた有料テーマパークを構想していたとされます。

ところが一般的な企業型テーマパークのように一気に完成させたわけではありません。

泉氏自身が長期間にわたり、建築物や造形物を手作りし、増築・改築を繰り返しました。

その結果、「永遠に工事中のテーマパーク」のような独特の姿になっていきます。

正式な有料オープンは実現しなかったものの、長年無料で見学できる状態だったため、2000年代には「珍スポット」「B級観光地」としてネットで知られるようになりました。

参考:廃墟検索地図「佐和山遊園」

現在も「佐和山三成会」という法人が存在する

佐和山遊園は、単なる「正体不明の個人廃墟」でもありません。

経済産業省のGビズインフォでは、一般財団法人佐和山三成会が現在も法人情報として確認できます。

法人番号は9160005004889、本店所在地は滋賀県彦根市古沢町1156番地。

施設の所在地と一致します。

つまり、石田三成顕彰を目的とする組織的な枠組みも存在していたわけです。

参考:Gビズインフォ「一般財団法人佐和山三成会」

「未完成」は呪いではなく、施設の作られ方そのもの

心霊系の紹介では、「なぜ完成しなかったのか」「何かあって途中で放棄されたのでは」と不気味に説明されることがあります。

しかし実際には、個人によるセルフビルドで何十年も工事が続いていた施設です。

2014年頃の訪問記録でも、現地説明には泉氏が自費で造った趣旨の記載が確認されています。

長い年月をかけながら完成形へ近づけていくこと自体が、この施設の特徴でした。

そのため、「呪われたため工事が止まった」という説明には史料的根拠がありません。

👻佐和山遊園に纏わる噂と心霊現象

  • 夜間、園内に武者の霊が現れる。
  • 石田三成や佐和山城で亡くなった者の霊が出る。
  • 閉鎖された建物の窓に人影が見える。
  • 誰もいない建物内部から声が聞こえる。
  • 建物の中から足音・物音が聞こえる。
  • 写真を撮ると人影や白いものが写る。
  • 施設が完成しなかったのは「呪われていたから」という噂がある。
  • 朽ちた城や寺院風建築に霊が集まっている。

※これらは後年、佐和山遊園が閉鎖・老朽化するなかで広まった心霊噂を含みます。施設内で重大な殺人・自殺・死亡事故が起きたことを示す資料は、今回確認できませんでした。

武者の霊が出る理由は「佐和山城」?

佐和山といえば石田三成。

1600年の関ヶ原の戦い後、佐和山城は東軍の攻撃を受けて落城しています。

この歴史と、園内の城郭風建築が重なり、「武者の霊が出る」という怪談へつながったと考えられます。

ただし、本来の佐和山城跡は山上にあり、佐和山遊園の天守風建物は後世のテーマ施設です。

実際の戦闘地点と遊園内の建物を同一視することはできません。

閉鎖後に「廃墟の城」イメージが強くなった

佐和山遊園は2015年頃から「修復中・立入禁止」となり、道路から巨大な城郭風建築だけが見える状態になります。

もともと手作り感の強い独特な建物が、さらに老朽化。

人がいない城、寺院、塔が並ぶ姿は、事情を知らない人にはかなり不気味に見えます。

施設史を知らないまま写真だけが拡散されたことで、「廃墟の城」「呪われた遊園地」というイメージが強まった可能性があります。

📷佐和山遊園に実際に行ってみた

ここからは、私が佐和山遊園を訪れた際に撮影した写真です。

現在は立入禁止のため、過去の状態を記録した資料として掲載します。

佐和山遊園の現地記録1
佐和山遊園の現地記録2

国道8号沿いからでも目立つ、巨大な建築群。

普通の遊園地を想像して行くと、かなり驚く外観です。

佐和山遊園の現地記録3
佐和山遊園の現地記録4
佐和山遊園の現地記録5

城郭・寺院・塔など、時代や様式の異なる建築が混在しています。

この統一されていない独特な景観こそ、佐和山遊園の大きな特徴です。

佐和山遊園の現地記録6
佐和山遊園の現地記録7
佐和山遊園の現地記録8

夜に人影が出る、建物から声がするという噂がありますが、私の訪問時には明確な心霊現象は確認できませんでした。

佐和山遊園の現地記録9
佐和山遊園の現地記録10

写真を見返しても、武者の霊や不自然な人影などは確認できていません。

それ以上に「一人の人物が何十年もかけてここまで造った」という事実の方が圧倒的です。

🧪噂の真相と検証結果

佐和山遊園について、施設史はかなり具体的に追うことができます。

1976年、泉巌氏が石田三成を題材としたテーマ施設として着工。

個人によるセルフビルドで長期間増築を続け、正式な有料開園には至らないまま無料公開されていました。

現在も一般財団法人佐和山三成会という法人が確認できます。

一方、武者の霊、人影、声、物音、「呪いで完成しなかった」という話には、事件・事故による裏付けはありません。

現時点では、石田三成への強い顕彰意識から生まれた長期セルフビルド施設が閉鎖・老朽化し、その異様な景観から後に心霊噂が付加されたと見るのが最も資料に合っています。

滋賀県の別の心霊スポットでは、三雲トンネルに残る「呪われた公衆電話」の噂も調査しています。

😱佐和山遊園の恐怖度

雰囲気:★★★☆☆
立地:★★☆☆☆
心霊現象の有無:★☆☆☆☆
過去の事故事件の有無:★☆☆☆☆
総合評価:★★☆☆☆

✍️まとめ

佐和山遊園は、「呪われた廃遊園地」という言葉だけではまったく説明できない場所でした。

1976年から、一人の実業家が石田三成への思いを形にするために何十年も造り続けた私設テーマ施設。

正式な有料テーマパークとして完成しなかったことが、逆にこの場所を唯一無二の景観にしています。

武者の霊や人影の噂はありますが、施設内で重大な事件が起きた記録は確認できませんでした。

私が訪れた際にも心霊現象はありません。

現在は立入禁止の私有地です。道路から見える外観を、かつて存在した珍しい私設歴史施設の記録として見守るのがよいでしょう。

というわけで、今回はここまで。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

それでは――お憑かれさまでした。

🔗関連する心霊スポット

・【滋賀県】旧佐和山トンネル
・【滋賀県】琵琶湖

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佐和山遊園を無料公開していた頃に訪れた方、泉巌氏や佐和山三成会について詳しい方、当時のパンフレット・案内板・写真をお持ちの方からの情報をお待ちしています。

また、武者の霊・人影・声などの噂がいつ頃から心霊スポットとして語られ始めたのかをご存じの方も、ぜひお問い合わせフォームやコメントからお聞かせください。

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