友達の生霊
タイトル:友達の生霊
ハンドルネーム:バレルさん
これは去年の話です。
長いゴールデンウィークも終わり、五月病になりそうな体に鞭を打ちながら会社に通っていました。
5月も終わる頃、仕事から帰宅して駐車場から家に入ろうとした時、1台の車が通り、そちらに目をやりました。
その車はシルバーの普通車で、乗っている人物は2人。
その人物は幼馴染のAとAの親父さんでした。
ですが、Aがいることに違和感を覚えました。
というのも、Aは県外に就職しているため、なかなか地元に帰ってきません。
それにゴールデンウィークに一緒に地元で飲んだばかりで、そんなに早く帰ってくるはずがないからです。
自分「あれ?A帰ってきたのか?」
と思いましたが、もしかしたら家族や親戚が亡くなってしまったから帰ってきたのか?とも思い、そうだとしたら連絡するのは気まずいと思ったので、その時は連絡をしませんでした。
そこから3ヶ月後。
8月のお盆休みにAと他の幼馴染5人で飲もうという話になり、買い出しに自分とAとBで行きました。
運転をしている時に、ふとゴールデンウィーク終わりにAを見たことを思い出し、Aにあの時のことを聞いてみることにしました。
自分「なぁA、ゴールデンウィーク終わってからこっちに帰ってきたか?」
A『ん?1回帰ってきたけどどうした?』
自分「やっぱりか、いやさ、仕事終わりに見たんだよ。」
自分「親父の車に乗ってたの、てか免許取ったんなら自分で練習せな。」
A『ん?親父の車乗ってないぜ?』
自分「はぁ?シルバーの車で2人でドライブしてたでしょ?」
A『待って?シルバーの車はもう無いぜ?親父が今乗ってるのは黒のワンボックスだぞ?』
自分「え?まじで?じゃあ、あれはなんだったん…」
A『分からないけど、それは俺じゃないよ。』
B『生霊…なんじゃない?』
結局、それがなんだったのかは分かりません。
ですが、あれは絶対にAとAの親父さんだったのは今でも覚えています。
Bの言う生霊だった場合、Aとは昔から仲良しで喧嘩もしたことがありません。
なので一般的に言われている、生霊を飛ばす理由が無いのです。
もしこのことについて分かりそうな方がいましたら教えてください。
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