六ヶ迫トンネル
大分県の大分市の隣に位置する臼杵市。
国宝に指定されている臼杵石仏(臼杵磨崖仏)や醤油製造が盛んなことで知られる市です。
そんな臼杵市には六ヶ迫トンネルという大分県内で有名な化けトンがあります。
正式名称は六ヶ迫隧道といいます。
私も最初どう読むのか分からなかったのですが、六ヶ迫は「ろくがさこ」もしくは「ろっかさこ」と読む様です。
通る人を恐怖に陥れているこの六ヶ迫トンネルで、本当に心霊現象が起こるのか?
実際に現地に行って調査してきました!
ではどうぞご覧ください。
◇六ヶ迫トンネルの場所◇
場所は地図の通りです。
この場所をナビにセットすれば迷うことなく着くと思います。
大分県道205号線の旧道上にあるトンネルです。
カーブが連続する山道なので運転には充分注意しましょう!
◇六ヶ迫トンネルの噂、心霊現象◇
六ヶ迫トンネルの主な噂、心霊現象を集めてみました。
- 女性や子供の霊が出る。
- 六ヶ迫トンネルを通ると、窓ガラスに子供の手形が付く。
- 六ヶ迫トンネルを通ると、後日寝ている時に金縛りにあったり、子供の声が聞こえてくる。
- 近くで白骨化した死体が見つかった。
一つめの女性や子供の霊が出るという噂がここでよく聞かれる話です。
この六ヶ迫トンネルは普段から車通りや人通りが少ないのですが、なぜか夜2時頃にここを通ると、女性とすれ違うそうです。
ふと振り返ると、さっきまで歩いていたはずの女性がいなくなっているということがあるとか…
四つめの近くで白骨化した死体が見つかったという噂ですが、信憑性のありそうな情報源が無かったので事実かどうかは不明です。
◇実際に六ヶ迫トンネルに行ってみた◇
昔は山を越えるためには六ヶ迫トンネルを通る道しかなく、交通量もそれなりにあったのですが…
近くに便利な臼杵坂ノ市有料道路ができ、更にその有料道路が無料開放されたこともあり、現在はほとんど交通量が無い状態になっています。
わざわざこのトンネルを通る人は私の様な心霊マニアか旧道、隧道マニアだけでしょう。
カーブの連続する山道を登ると六ヶ迫トンネルが見えてきました。
山を下ると温泉で有名な大分県らしく六ヶ迫温泉(鷺ヶ迫温泉)という知る人ぞ知る温泉があります。
この温泉には、傷ついた白鷺が山奥にある泉に傷を癒しに来て、不思議に思った村人が調べてみると薬水だったという話が伝わっています。
その話から鷺が来た場所という意味で鷺来ヶ迫という地名になったそうです。
更に鷺来ヶ迫の漢字が変わり、六ヶ迫になったみたいですね。
トンネルの周囲にはコンビニや民家はもちろん、街灯すらありません…
トンネル内も照明設備は無く、昼でも暗く、夜だと完全に真っ暗でしょうね。
六ヶ迫トンネルは1963年(昭和38年)に竣工、延長169m、幅員6.5mです。
見えづらいかもしれませんが扁額には六ヶ迫隧道と書かれています。
六ヶ迫トンネルと呼ばれていますが、正式名称は六ヶ迫隧道です。
トンネルの脇からは雨も降っていないのに大量の水が流れ出ていました。
ではいよいよ、トンネルの中に入っていきましょうか。
夜に来ればまた違った印象を受けるのでしょうが、昼間ですし、旧道とはいえ現役のトンネルなのでそれほど嫌な感じはしません。
なにやらトンネルの壁面がモコモコしてきました。
素掘りトンネルの様です。
トンネルの壁や天井から結構な量の水が滴り落ちてきていて、地面も壁も濡れています。
水が滴ってるトンネルは落盤の危険があるという話を聞いたことがありますが、ここは大丈夫でしょうか…?
◇最後に◇
六ヶ迫トンネルも特に心霊現象が起こることなく帰ってこれました。
写真にも特におかしなものは写ってなさそうですね。
夜に来ればもっと怖い雰囲気を味わえそうですが、遠いのでわざわざまた行こうと思う場所でもないです。
では終わります、お憑かれ様でした。
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