当ブログは心霊スポット探索を推奨していません。 立入禁止区域や私有地・国有地への無断侵入はおやめください。
また、当ブログ掲載写真の無断使用は禁止しています。 写真使用をご希望の方はお問い合わせページよりご連絡ください。
Coco
ライター:Coco
怪談師やお化け屋敷プロデューサーとしても活動しています。オカルトとホラーの知識なら誰にも負けません(笑)
書籍『おかるとらべる 365日ホラー旅』好評発売中
書籍『おかるとらべる 365日ホラー旅』

【心霊スポット】お化け屋敷で遺体が見つかった!?志高ユートピアの廃遊園地史と心霊噂【大分県】

オカルト系
この記事は約9分で読めます。
スポンサーリンク

🕯️はじめに:志高ユートピアとは?

今回ご紹介するのは、大分県別府市の志高湖近くにかつて存在した――志高しだかユートピアです。

1968年に開業した遊園地で、ゴーカート、巨大迷路、レーシングカート、お化け屋敷、ホテルなどを備えた大規模なレジャー施設でした。

1980年代にはラクテンチ側とリフト・ロープウェイで結ばれ、別府観光の山側レジャーを担った施設でもあります。

しかし2003年に休園。その後は遊具やホテル、お化け屋敷などが長く残り、巨大な廃遊園地として知られるようになりました。

そして廃墟化するにつれ、「お化け屋敷で首吊り遺体が発見された」「巨大迷路に老人の霊が出る」「園内を多数の浮遊霊が彷徨っている」といった心霊噂も広がっていきます。

私が訪れた2015年4月には、まだお化け屋敷やホテルなど多くの施設が残っていました。

現在は主要施設が撤去され、跡地には太陽光発電施設が整備されています。

今回は、志高ユートピアの開業から休園までの歴史、当時の遊具・料金、心霊噂の出所、そして今では見られない2015年当時の写真をまとめて見ていきます。

🗺️志高ユートピアの情報

志高ユートピアの基礎情報

名称:志高ユートピア
所在地:大分県別府市東山一区・志高湖周辺
開業:1968年(昭和43年)
休園:2003年(平成15年)
主な施設:ゴーカート、レーシングカート、巨大迷路、お化け屋敷、ホテル・食堂など
入園料:無料
運営:別府国際観光系のレジャー施設として展開
廃園後:施設が長期間残存
解体:2010年代に撤去が進み、2018年頃までに主要施設の解体を確認
現在:跡地の一部は太陽光発電施設

志高ユートピアの場所

志高ユートピアは、別府市街地から山側へ上がった志高湖の近くにありました。

別府市の景観資料では、高度経済成長期に開業した観光施設のひとつとして、1968年12月「志高ユートピア開業」と明記されています。

別府市誌を基にした地域史資料でも1968年の開業が確認できます。

参考:別府市「別府の湯けむり・温泉地景観」

ラクテンチとロープウェイでつながっていた

志高ユートピアは、単独の小さな遊園地ではありませんでした。

1962年にはラクテンチから立石山方面へのリフトが整備され、1982年には志高ユートピアと船原山を結ぶリフト、1984年には立石山と船原山を結ぶロープウェイが開通。

これにより、ラクテンチから山を越えて志高ユートピアまで移動できる大規模な観光ルートが形成されました。

当時の別府観光が、温泉街だけでなく山側のレジャー施設まで大きく拡張していたことが分かります。

参考:廃墟検索地図「志高ロープウェイ、ユートピアリフト」

1998年当時の遊具と料金

1998年発行の観光ガイド『散策図鑑べっぷ』には、まだ営業中の志高ユートピアが掲載されています。

そこでは「緑の中の遊園地」と紹介され、約2kmのロングコースを走るゴーカート、ニュージーランド由来の巨大迷路「ランズボローメイズ」、競技用レーシングカートなどが売りでした。

入園そのものは無料。

巨大迷路は500円、ゴーカートは1人乗り400円・2人乗り600円、レーシングカートは3周500円・7周1000円だったと記録されています。

私が2015年に現地で確認した看板でも、お化け屋敷は4歳以上200円、巨大迷路は500円と表示されていました。

廃墟だけを見ると分かりにくいですが、営業時代は家族連れが普通に遊びに来る観光施設だったわけです。

2003年に休園、その後は廃遊園地へ

志高ユートピアは2003年に休園し、その後営業を再開しませんでした。

一部資料では2003年10月27日休園とされていますが、今回確認できた一次資料では日付そのものまでは確定できなかったため、本文では「2003年休園」を基準にします。

休園後も巨大迷路、お化け屋敷、ゴーカートコース、ホテルなどが長く残り、廃遊園地として知られるようになりました。

2014~2015年頃には入口ゲートなどの解体が進み、2018年には主要施設の解体が確認されています。

現在は当時の遊園地を探索できる状態ではなく、跡地の一部には大規模な太陽光発電設備が設置されています。

👻志高ユートピアに纏わる噂と心霊現象

  • お化け屋敷で首吊り自殺した人物の遺体が発見された。
  • お化け屋敷に首吊り自殺者の霊が現れる。
  • 巨大迷路に「おじさんの霊」が出る。
  • 園内に多数の浮遊霊が彷徨っている。
  • 誰もいない建物から足音や物音がする。

※これらは廃園後に広まった心霊噂を含みます。特に「お化け屋敷で首吊り遺体が発見された」という重大な話については、今回も新聞記事・警察発表などの裏付けを確認できませんでした。

志高ユートピアの怪談で最も有名なのが、お化け屋敷の首吊り遺体です。

しかし、旧記事を書いた時点でも事件記事は見つからず、今回あらためて調べ直しても、志高ユートピアのお化け屋敷で実際に遺体が発見されたと確認できる報道は見つかりませんでした。

2015年以降の心霊サイトのコメントでも、地元・元利用者を名乗る人から「事故死や自殺ではなく経営難で閉園しただけ」「殺人事件はなかった」という書き込みが複数見られます。

もちろん匿名コメントだけで完全に否定はできませんが、現時点では首吊り遺体発見は都市伝説として扱うのが妥当です。

廃墟化した本物のお化け屋敷、崩れた巨大迷路、荒れたホテルという視覚的なインパクトが、心霊スポットとしてのイメージを急速に強めた可能性があります。

📷志高ユートピアに実際に行ってみた

ここからは2015年4月に私が訪れた当時の記録です。

現在は主要施設が解体されており、写真と同じ状態を見ることはできません。

また、当時撮影した建物内部の写真も記録として残しますが、現在の無断立入りを勧めるものではありません。

私が志高ユートピアを訪れた2015年4月の時点で、入口付近の一部施設はすでに解体されていました。 それでもまだお化け屋敷や迷路、ホテル等の主要施設はまだ残っていたのですが… 現在は主要施設が解体され、跡地は大規模な太陽光発電施設へ転用されています。 そのため、ここから掲載する写真は廃園後の姿を記録した資料としても残しておきます。   私が訪れた時には既に解体されてしまっていたので分かりませんが、恐らくこの辺りに入り口の建物的なのがあったと思われます。 入園は無料でアトラクション毎にお金を払うシステムだったそうです。   入り口から少し進みます。 アトラクションの巨大迷路が見えてきました。 4歳から100歳までは500円という料金設定でした。   巨大迷路は残念ながら解体され瓦礫の山となっていました。 残っていれば心霊スポットで夜の迷路という最高のスリルやったんですけどね。   近くにあった霊が出そうな雰囲気のトイレを見に行きます。   小便器は割れ、床からは植物が生えてきている程の荒れ具合。   私的に一番メインがこの幽霊屋敷です。 昼間でも怖くなる様に作られているのですから、夜に行き、しかも廃墟化していたら最高に怖いのでは!? それに志高ユートピアのお化け屋敷で首吊り自殺したと思われる死体が見つかったという噂があるので、なにか少しでも痕跡が残っていないか調査しなくてはいけません。   4歳以上からで入場料は200円みたいです。 では入っていきましょうか!   入ったらいきなりこれ(笑) いくらなんでもこれは怖くなさすぎるんじゃ… 私はお化け屋敷も結構好きで色々な所に行ってるのですが、この低レベルさはなかなかありませんよ。 高校の文化祭でももう少し頑張ってるでしょ。 まだ始まったばかりですし、これから怖い仕掛けがあるかもしれませんね…   不法投棄なのか、ゴミがいっぱい詰まったゴミ袋が捨てられています。   謎の吊り橋です。   格子の奥になにかいますね…   お化け屋敷の定番、井戸があります。 中からお化けが出てくる仕掛けだったんでしょうか?   お化け屋敷の画像はこれで終わりです。 一通りお化け屋敷を見て周りましたが、残念ながら自殺の痕跡は残っていませんでした… やはり単なる噂なのでしょう。   お化け屋敷の横の部屋です。 物が散乱しています、物置部屋か何かでしょうか?   次は遊園地に隣接しているホテルに入っていきたいと思います。   ホテルと食堂を兼ねた施設だった様です。 外観はかなり雰囲気ありますね。   入り口にはソファが置かれていました。 まだ使えそうですね。   床にガラスが散乱していたりとかなり危険です。   何の部屋でしょう、食堂っぽい気がします??   怖がらせようとしてる感じの落書きが多いんですよね。   畳の広間ですね。   心霊スポットの廃墟まで来て、わざわざ怖がらせたいがために手形を残すのがすごいですよね。 その執念はどこから来るのか…? ある意味取り憑かれてます。   このホテルかなり広いです。 一部屋ずつじっくり見ていくと数時間は掛かっちゃいますね。   ここはお風呂ですね。   髪の毛みたいな物が落ちてました…   ここはベランダですね。   窓ガラスがほとんど割られているのですが、マナーの悪い侵入者によって割られてしまったんでしょうか?   呪怨の部屋です。 たまたま同じタイミングで来ていた若い子の集団と鉢合わせし、これを背景に写真を撮ってくれました。 雑談しつつ一緒に周ることになります。   落ちている電話や椅子に血が付いている風になっていたりと、さっきのお化け屋敷を作った人よりはセンスがありそうです。   ここはトイレですね。   写真はこれで全部です。 何か霊的な物とか写っていたでしょうか? さすがに画像の枚数が多くて確認できてないので、何か写っていたら是非教えてください!

🧪噂の真相と検証結果

志高ユートピアを調べ直すと、心霊スポットとして有名になった理由と、施設そのものの歴史はかなり別物だと分かります。

施設の歴史については、1968年開業、2003年休園、ゴーカート・巨大迷路・レーシングカート・お化け屋敷・宿泊施設などを備えた遊園地だったことを複数資料で確認できます。

また、ラクテンチとリフト・ロープウェイでつながる大規模な観光ルートの一部だった時期もありました。

一方、最も有名な「お化け屋敷で首吊り遺体が見つかった」という話は、今回も裏付けとなる報道を確認できませんでした。

巨大迷路の老人霊や多数の浮遊霊についても、具体的な事件の由来は不明です。

私自身、2015年にお化け屋敷・ホテル・園内をかなり広く見ていますが、明確な心霊現象は起こりませんでした。

現時点では、営業時代の実在施設が廃墟化し、その独特な景観に後から自殺・霊の怪談が重なっていった場所と考えるのが最も自然です。

ただし、2015年当時の園内を大量の写真で記録できたこと自体には、廃墟・地域史としての価値があります。

😱志高ユートピアの恐怖度

志高ユートピアの恐怖度

雰囲気:★★★★☆
立地:★★★☆☆
心霊現象の有無:★☆☆☆☆
過去の事故事件の有無:★☆☆☆☆
総合評価:★★★☆☆

✍️まとめ

志高ユートピアは、心霊スポットとしてよりも、まず「別府に本当に存在した大規模な遊園地」として面白い場所です。

1968年に開業し、ゴーカート、巨大迷路、レーシングカート、お化け屋敷、ホテルなどを備え、1980年代にはラクテンチとロープウェイでつながっていました。

2003年の休園後、施設が長くそのまま残ったことで、巨大な廃遊園地となります。

そこで「お化け屋敷の首吊り遺体」「迷路の老人霊」「浮遊霊」という怪談が定着していったようです。

しかし現在まで、首吊り遺体発見を裏付ける報道は確認できません。

私が2015年に訪れた際にも、心霊現象は一切ありませんでした。

ただ、廃墟になった本物のお化け屋敷やホテルを歩いたときの雰囲気はかなり独特で、写真を見返しても当時の空気を思い出します。

現在は主要施設が解体され、同じ景色を見ることはできません。

この記事の写真は、心霊現象の証拠というより、消えてしまった遊園地の2015年当時の姿を残す記録として見てもらえればと思います。

というわけで、今回はここまで。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

それでは――お憑かれさまでした。

🔗関連する心霊スポット

・【大分県】六ヶ迫トンネル

💬読者の声・体験談を募集中

営業中の志高ユートピアへ遊びに行ったことがある方、当時のパンフレット・園内マップ・写真をお持ちの方、閉園時期や解体時期を詳しく知っている方からの情報をお待ちしています。

また、「お化け屋敷で遺体が見つかった」という噂をいつ頃から聞いていたのか、2000年代以前の情報をご存じの方がいれば、ぜひお問い合わせフォームやコメントからお聞かせください。

コメント

Coco
ライター:Coco
怪談師やお化け屋敷プロデューサーとしても活動してます!
オカルトとホラーの知識なら誰にも負けたことありません(笑)

書籍『おかるとらべる 365日ホラー旅』好評発売中

書籍『おかるとらべる 365日ホラー旅』

オカルトラベルのYouTubeチャンネルはこちら!

オカルトラベル公式YouTubeチャンネル

お化け屋敷などのホラー制作依頼はこちら!

ホラー制作・お化け屋敷制作のご依頼