白高大神
奈良県には沢山の心霊スポットがありますが、その中でも断トツに怖いと言われてる心霊スポットといえば、誰もが白高大神と答えるでしょう。
白高大神は奈良県の森の中に佇む廃神社の心霊スポットで、「しらたかおおかみ」と読みます。
元は中井シゲノという教祖が開いた玉姫教会という新興宗教の滝行道場だったみたいですが、今では使われておらず、すっかり荒れ果ててしまっています。
奈良県最恐の心霊スポットと名高い白高大神にはどのような噂があるのか、実際に行って調べてみました。
◇白高大神の場所◇
場所は地図の通りです。
車で白高大神の入り口の鳥居の前まで行けますが、鳥居までの道のりは軽自動車でもかなり狭いと感じる程なので注意して運転する必要があります。
鳥居の前に無理やりなら車を停めれそうなスペースがあったので、私はそこに車を停めました。
普通車で行く方は狭い道に入る前に、どこかで車を停めて歩いて行った方が良いかもしれません。
◇白高大神の噂、心霊現象◇
白高大神の主な噂、心霊現象を集めてみました。
- 中井シゲノという明治から平成まで生きた天才女性シャーマンが開いた玉姫教会という新興宗教の跡地。
- 面白半分で白高大神に行った16歳の少女が悪霊に取り憑かれてしまい、精神に異常をきたしてしまった。
- 現在でも丑の刻参りが行われている。
- 神社内の防空壕でよく霊が目撃される。
- 心霊スポットではなく実は神聖な場所?
一つめの噂、玉姫教会という新興宗教の施設だったのは事実です。
超有名な心霊スポットではありますが、どのような霊が出るかという具体的な噂はありませんでした。
行ったら精神に異常をきたす、とりあえずヤバい心霊スポットという様な感じで伝わっているようです。
私が探索に行った数年前はネットで白高大神と調べると、「奈良県最恐の心霊スポットだ!」というブログが多く表示されましたが、現在は「白高大神は心霊スポットではなく、神聖な場所だ!」というブログが多く見られる様になってきました。
あそこが神聖な場所??
さすがにこれは私も困惑します。
心霊スポットであることを決して肯定しませんが、神聖な場所でもないかと…
神聖な場所だと語る方は昼に訪れており、心霊スポットだと語る方は夜に訪れています。
感じ方は人それぞれですがどちらも、その雰囲気に騙されてるだけでは…?
玉姫教会の教祖の中井シゲノについてもお話しします。
不慮の事故によって若くして失明してしまいますが、夢の中で白高という狐の神様と出会います。
白高と出会ったことでシゲノの目には色や光が写るようになったそうです。
その後、天才的な女性シャーマンとして才能を発揮し、徐々に名声を上げていきます。
次第に信者も増え、稲荷神社の総本社である伏見稲荷大社に認められるほどになったそうです。
しかし、教祖の中井シゲノが亡くなってからは玉姫教会の信者はどんどん減っていき、白高大神も管理されることもなく荒れ果ててしまいました。
更に詳しく知りたい方は「白高大神 中井シゲノ」で検索!
アンヌ・ブッシイ著 神と人のはざまに生きる―近代都市の女性巫者
という本にも玉姫教会や教祖の中井シゲノについて詳しく載っています。
◇実際に白高大神に行ってみた◇
前から期待していた心霊スポットなので、もちろん深夜に行ってきました。
道中はかなり道が狭く、小回りが利く軽自動車に乗っていても脱輪しないかとヒヤヒヤするほど…
進んだ先にUターン出来る場所があるのかと不安になりつつ進んでいきます。
バックせずに帰ってきた記憶があるのでUターンは出来たみたいです。
狭い道をしばらく進むと、木々が鬱蒼と茂った森の中に不自然にも石の鳥居が見えてきます。
そこが奈良県最恐の心霊スポットと名高い、白高大神の入り口です。
こちらが白高大神の入り口の鳥居です。
この鳥居は劣化も少なく、至って普通の夜の神社という感じですね。
鳥居をくぐり、参道を歩いていきます。
こんな立地の場所に、玉姫教会の信者の方は通っていたのでしょうか。
先程の参道の写真の左側は池になっており、釣りができそうな感じです。
昼間には釣りをしにくる地元の方がいるそうで、穴場スポットですね。
参道を更に進んでいくと、先程の鳥居とは違い朱い鳥居が何本か出てきます。
鳥居には「白龍(竜)大神」、「古女郎大神」と書かれています。
この建物はなんだっけな…
トイレっぽいですが覚えていません。
ここで普通の道と階段とで二手に道が分かれており、こちらの画像の階段方面は後で探索することにしました。
先にこちらの道から進んでいきます。
先程の道を更に進んでいくと、少し開けた場所に出ました。
祠、石碑、狐の像などが並び、恐らくここが白高大神のメインだった部分だと思われます。
狐の像の首から上が壊れていたりと不気味な感じですね。
開けた場所から更に階段を降りて進んでいくと…?
朱い手すりの橋が見えてきました。
滝の様な水の音も聞こえてきます。
橋を渡るととても小さな滝と、洞窟のようなものが現れました。
この小さな滝で玉姫教会の教祖は修行されていたのでしょうか。
噂にあった防空壕がこの洞窟のようです。
この洞窟内が一番霊が出るそうですがどうでしょう?
では、早速中に入っていきます。
この洞窟?防空壕?は何のために作られたのでしょうか…?
石の台のようなものがありますが、御神体でも置かれていたのでしょうか?
ここで幽霊がよく出ると言われていますが、特に異常はありませんでした。
この時はここで行き止まりだと思っており、これ以上先には行かなかったのですが、この石の台を乗り越えると更に奥があります。
一番奥には井戸の様な水たまりがあり、そこで行き止まりになっています。
洞窟から脱出し、先程行けなかった二手に分かれていた道の階段まで戻ってきました。
階段を上がっていくと、廃屋と鳥居が見えてきます。
鳥居の奥には石碑がありました。
左から「八千戈大明神」、「瀧川古女郎大明神」、「大白大明神」と書かれています。
すぐそばには船が落ちていました。
七福神の宝船的な物でしょうか。
階段の上のすぐ近くにあった廃屋です。
教祖の家でしょうか、社務所的なところでしょうか?
どちらにせよ、足の踏み場がないほど荒れ果てていますね。
さすがに中に入るのは遠慮しておきました。
全て探索し終えたので、車まで戻ります。
行きしの写真では何の建物か分かりませんでしたが、やっぱりトイレっぽいですね。
白高大神の入り口付近にある石碑です。
なんて書いてあるのかは不明です。
最後は白高大神の入り口の鳥居を少し離れて撮影してみました。
◇最後に◇
有名な心霊スポットですが、霊も出ませんでしたし、噂にあったような精神に異常をきたすこともありませんでした。
神聖な場所とおっしゃってる方もいましたが、神聖さも全く感じられませんでした。
幽霊が出るか出ないかは置いといて、不気味さや恐怖度はかなり高い心霊スポットです。
さすが奈良県最恐といったところでしょうか。
白高大神は個人的に今までの心霊スポットの中でもTOP10に入るくらい大好きな場所ですね。
では終わります、お憑かれ様でした。
コメント
何枚か写真に白いオーブうつってますよ。
船より先の写真です。
先に行くにつれ色がはっきりしてます