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【心霊スポット】弾くと呪われるピアノ!?ベルビュー富士ホテル(フジランドホテル)の廃墟史と殺人怪談【静岡県】

Coco
ライター:Coco
怪談を書いたり、お化け屋敷を作ったり、全国の心霊スポットを巡ったりしています!
オカルト系
この記事は約9分で読めます。

🕯️はじめに:ベルビュー富士ホテル(フジランドホテル)とは?

「1階に残るピアノを弾くと呪われる」――。

静岡県御殿場市には、そんな怪談で知られてきた巨大な廃ホテルがあります。

今回ご紹介するのは――ベルビュー富士ホテル(フジランドホテル)です。

富士山を望む高台に造られた大型ホテルで、結婚式場、宴会場、客室、地下設備、従業員寮などを備えていたとされています。

ところが閉業後は長期間放置され、2000年代には全国的にも知られる巨大廃墟となりました。

そして心霊スポットとしては、

「1階のピアノを弾くと呪われる」

「誰もいないのにピアノが勝手に鳴る」

「従業員が宿泊客を殺し、その後投身自殺した」

「3階で女子高生が殺害された」

「肝試しに来た大学生が行方不明になった」

「厨房に2体の霊が出る」

「解体工事を始めると作業員が負傷し、中止になった」

など、かなり具体的な“事件”が語られています。

しかし調べ直すと、これらの殺人・自殺・失踪を裏付ける新聞記事や公的記録は確認できません。

一方、施設そのものの営業史、2000年代の廃墟ブーム、心霊映像作品への登場、一部解体の経緯はかなり追うことができます。

今回は、ベルビュー富士ホテルの開業・閉業時期、フジランドホテルとの関係、1990年代の別名称、心霊スポット化した時期、殺人怪談の真偽を詳しく見ていきます。

🗺️ベルビュー富士ホテル(フジランドホテル)の情報

ベルビュー富士ホテルの基礎情報

名称:ベルビュー富士ホテル
別称:フジランドホテル
所在地:静岡県御殿場市周辺
種類:大型観光ホテル跡
開業:1967~1969年頃とする廃墟資料あり
施設:客室・結婚式場・宴会施設・地下設備・従業員寮など
別名称の記録:1993年頃の電話帳に「シャレーフォーラム」とみられる痕跡あり
閉業:1990年代半ば頃までに営業終了した可能性
廃墟化:2000年代初頭には全国的に知られる
解体:2016年頃から一部解体
現在:建物の一部が長期間残存。入口はバリケード・監視設備で管理

ベルビュー富士ホテルの場所

ベルビュー富士ホテルは、御殿場市の高台に残る大型ホテル跡です。

片側から見ると3階建てに見える一方、斜面を利用した構造のため反対側からは地下階を含め4層に見える場所もあります。

標高が高く、富士山を望める一方、霧が出やすい土地としても知られています。

現在は入口にバリケードや監視設備が設けられている記録があり、管理地です。

この記事の内部写真は過去の訪問記録です。現在、敷地や建物へ無断で立ち入らないでください。

開業は1967~1969年頃か

ベルビュー富士ホテルの正確な開業日は、今回確認できる公的資料では確定できませんでした。

ただし航空写真・古い地図・廃墟資料の照合では、1967~1969年頃に大型ホテルとして成立した可能性が高いとされています。

富士山を望む観光立地を生かし、宿泊だけでなく婚礼・宴会需要も取り込む施設だったようです。

従業員寮とされる建物や地下設備もあり、単なる小規模旅館ではなく、かなり大きな観光ホテルだったことが分かります。

参考:廃墟検索地図「ベルビュー富士ホテル」

「フジランドホテル」「シャレーフォーラム」とは?

この廃墟は、「フジランドホテル」と呼ばれることもあります。

営業時代に名称変更があったのか、運営会社・系列名なのか、資料によって表記が揺れており、完全な変遷はまだ整理できていません。

さらに廃墟資料では、1993年頃の電話帳に「シャレーフォーラム」とみられる別名称の記録があるとされています。

この名称が同じ建物の後期営業名なのか、一部施設名なのかについても確定できません。

ただし、1990年代前半まで何らかの宿泊・観光施設として電話帳に痕跡があることから、1990年代半ば頃までに営業を終えた可能性が考えられます。

2000年代に全国区の「心霊廃墟」へ

ベルビュー富士ホテルが全国的な心霊スポットとして広まった時期を考えるうえで、映像メディアの影響は外せません。

2004年12月3日発売の『ほんとにあった!呪いのビデオ14』には、廃墟へ入った投稿者の映像を扱う「ふたり」というエピソードが収録されています。

後年の廃墟資料・レビューでは、その撮影地がベルビュー富士ホテルだったとされています。

つまり少なくとも2004年末には、「怪異が起こる巨大廃墟」として全国流通する映像作品の舞台になっていたわけです。

2003年頃から廃墟ブームの中で知られ始めたという記録とも時系列が一致します。

なお、この記事ではユーザー指定どおり動画の埋め込み・動画セクションは設けません。映像作品は怪談形成史を説明する資料としてのみ触れます。

👻ベルビュー富士ホテル(フジランドホテル)に纏わる噂と心霊現象

  • 1階に置かれたピアノを弾くと呪われる。
  • 誰もいないのにピアノが勝手に鳴り出す。
  • 従業員が宿泊客を殺害し、自らも命を絶った。
  • エントランス付近のカウンターに、殺人を犯した従業員の霊が現れる。
  • 従業員が投身自殺した時の「ドサッ」という音が聞こえる。
  • 3階で女子高生が殺害された。
  • 肝試しに来た大学生が行方不明になった。
  • 厨房に2体の霊が現れる。
  • 2016年頃に解体を始めたが、作業員に負傷者が出て中止になった。

※上記は、既存記事・心霊サイト・映像作品周辺で実際に流布してきた噂です。殺人・自殺・女子高生殺害・大学生失踪など重大事件を含みますが、今回確認できる新聞・公的資料では裏付けられませんでした。

ベルビュー富士ホテルの怪談は、他の廃ホテルと比べても非常に“物語化”されています。

殺人を犯した従業員が自殺し、その音が聞こえる。

女子高生が3階で殺された。

大学生が肝試しのまま消えた。

ここまで具体的な事件が複数語られるなら、通常は新聞記事・警察発表・当時の地域記録など何らかの痕跡が期待されます。

しかし今回、そのような同時代資料は確認できませんでした。

廃墟研究側でも、宿泊客殺害・従業員自殺といった話は根拠の確認できない風説として扱われています。

「弾くと呪われるピアノ」はどこから来た?

ベルビュー富士ホテルを象徴するのが、建物内に残されていたグランドピアノです。

「弾くと呪われる」「夜中に勝手に鳴る」という噂が広まり、後年の心霊記事では定番になりました。

ただし、営業時代にピアノに関係する死亡事故や事件があったことを示す資料は確認できません。

大規模ホテルの宴会・婚礼施設にピアノが置かれていたこと自体は不自然ではありません。

廃墟の中に残されたグランドピアノという強烈な景観と、映像作品・ネット怪談が結び付き、現在の「呪いのピアノ」へ発展した可能性があります。

2016年の解体は「霊障」で止まった?

2016年頃、ベルビュー富士ホテルでは建物の一部解体が始まったことが確認されています。

しかし完全撤去には至らず、その後も躯体の大部分が残りました。

これについて心霊サイトでは、「解体作業中に作業員が相次いで怪我をしたため、中止になった」と語られています。

ところが、負傷事故の日時・人数・工事会社・報道などは今回確認できませんでした。

解体が一部で止まった理由には、費用・所有権・工事計画・廃棄物処理など通常の事情も考えられます。

したがって、解体が一部行われたことは確認できるが、「霊障による負傷者で中止」は噂として扱うのが妥当です。

📷ベルビュー富士ホテル(フジランドホテル)に実際に行ってみた

旧記事には、ベルビュー富士ホテルを訪れた際の写真が28枚残っています。

本文には現地での詳しい体験記録がほとんど残されていないため、今回も写真から確認できない怪異を作らず、当時の建物状態を残す一次記録として掲載します。

巨大なコンクリート建築が山の斜面に残る様子です。

営業時代には富士山を望む観光ホテルだった建物も、廃墟化後は窓や内装の多くが失われ、コンクリート躯体が目立つ姿になりました。

内部には、ホテルらしい大きな空間や、営業時代の設備が残っていました。

ベルビュー富士ホテルは婚礼・宴会にも対応した大型施設だったとされ、客室だけの宿ではなかったことが建物規模からも分かります。

心霊噂では、エントランス・カウンター、厨房、3階、そしてピアノ周辺が特に危険な場所として語られています。

ただし旧記事には、撮影中に従業員の霊を見た、投身音を聞いた、厨房で2体の霊を見たという記録は残っていません。

残りの写真も、当時の建物状態を残す記録として掲載します。

殺人・自殺・失踪の噂が非常に多い場所ですが、写真に人影らしきものがあるからといって、事件被害者の霊だと断定することはできません。

現在は管理・監視されているため、同じように内部へ入らないでください。

🧪噂の真相と検証結果

ベルビュー富士ホテルについて、施設史はある程度追うことができます。

1967~1969年頃に開業した大型ホテルとみられ、結婚式場・宴会施設・従業員寮などを備えていました。

1990年代前半には別名称とみられる電話帳記録があり、1990年代半ば頃までには閉業した可能性があります。

2000年代に入ると巨大廃墟として知られ、2004年には全国流通の心霊映像作品の撮影地になったとされています。

一方、従業員による宿泊客殺害、従業員の投身自殺、女子高生殺害、大学生失踪といった“事件”について、今回確認した資料では裏付けを取れませんでした。

ピアノの呪い、厨房の2体、解体作業員の負傷も同様です。

現時点では、富士山麓の巨大ホテル廃墟が2000年代の廃墟・心霊映像ブームで全国区となり、実在するピアノや建物の各所に、殺人・自殺・失踪といった具体的な都市伝説が次々と付加されていったと考えるのが最も資料に合っています。

静岡県の別の心霊スポットでは、二岡神社に残るアメリカ兵の亡霊の怪談も調査しています。

😱ベルビュー富士ホテルの恐怖度

雰囲気:★★★★☆
立地:★★★☆☆
心霊現象の有無:★☆☆☆☆
過去の事故事件の有無:★☆☆☆☆
総合評価:★★★☆☆

✍️まとめ

ベルビュー富士ホテルは、怪談の数だけなら今回扱ってきた廃墟の中でもかなり多い場所です。

呪われるピアノ。

宿泊客を殺した従業員。

その従業員の投身自殺。

女子高生殺害。

大学生失踪。

厨房の2体の霊。

解体工事の怪我。

しかし調べ直すと、これらの重大事件を裏付ける資料は確認できませんでした。

一方で、1960年代後半に開業した大型ホテルが1990年代までに営業を終え、2000年代に巨大廃墟として全国的に有名になった流れは追えます。

特に2004年頃の心霊映像作品への登場は、その後の怪談形成を考えるうえで重要です。

つまりこの場所は、実際の事件史よりも、「廃墟そのものの強烈な景観」と「映像・ネットを通じた怪談の増殖」を追うと非常に面白いスポットでした。

旧記事に残る28枚の写真は、当時の建物状態を残す記録として保存します。

現在は管理された土地ですので、過去の探索記事を見て無断で内部へ入らないでください。

というわけで、今回はここまで。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

それでは――お憑かれさまでした。

🔗関連する心霊スポット

・【神奈川県】しとどの窟
・【静岡県】ホテル浜山
・【静岡県】稲取隔離病棟(東伊豆町隔離病舎)

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