🕯️はじめに:原池とは?
「小さな池なのに、50年間で32人も亡くなっている」――。
そんな強烈な噂が残る場所が、愛媛県にあります。
今回ご紹介するのは、愛媛県伊予郡砥部町にある――原池です。
砥部小学校の近くにある、ごく普通の農業用ため池。
ところが心霊スポットとしては、「50年のうちに32人が溺死した」「もんぺ姿の霊が現れる」「霊に声をかけられると、気付かないうちに池へ誘い込まれる」といった話が語られてきました。
もし本当に32人もの犠牲者が出ているなら、かなり異常な数字です。
ですが今回、公的な事故記録や新聞記事まで確認したものの、この「50年で32人」という人数を裏付ける資料は見つかりませんでした。
だからといって、噂そのものを消すわけではありません。
今回は、原池に残る怪談をそのまま紹介しながら、確認できること・確認できないことを分け、私が実際に夜の原池を歩いた当時の写真も含めて見ていきます。
🗺️原池の情報
原池の基礎情報
名称:原池
読み:はらいけ
所在地:愛媛県伊予郡砥部町大南付近
種類:農業用ため池
周辺:砥部小学校・住宅地
現地表示:遊泳・ボート遊び・釣り禁止の注意看板あり
代表的な噂:もんぺ姿の霊・池へ誘い込まれるという話
「50年で32人死亡」:広く流布しているが、公的資料による裏付けは今回未確認
原池の場所
原池は、砥部小学校のすぐ近くにあります。
心霊スポットとして紹介される場所の中では珍しく、山奥でも廃墟でもありません。
周囲には住宅や学校があり、昼間に見れば本当に普通の池です。
そのため、「ここで本当に32人も亡くなったのか?」という疑問が旧記事を書いた当時からありました。
周辺情報
現地には、遊泳・ボート遊び・釣りを禁止する看板や「危険」と書かれた表示があります。
ただし、こうした安全看板があること自体は、32人の死亡事故を証明するものではありません。
ため池は水深や足場、ぬかるみなどが見た目では分かりにくく、転落すれば普通に危険です。
また池の近くには地蔵や竣工・改修に関係する石碑もあります。
これらについても、「溺死者供養のために置かれた」と断定できる資料は確認できませんでした。
地蔵や石碑がある=過去に多数の犠牲者が出た、という結び付けは避けた方がよいでしょう。
👻原池に纏わる噂と心霊現象
- 50年のうちに32人もの人が原池で溺死している。
- もんぺ姿の男女、または老人の霊が現れる。
- 霊に手招きされたり話しかけられたりすると、気付かないうちに池へ誘い込まれる。
- 池の周辺で人の声が聞こえる。
- 夜の水面や池の縁に人影を見るという話がある。
※「50年で32人死亡」という数字を含め、ここに挙げた内容は心霊サイトやネット上で実際に流布している噂です。今回の調査では、その人数を裏付ける公的記録までは確認できていません。
原池で最も有名なのは、やはり「50年間で32人が溺死した」という話です。
かなり具体的な数字なので、一見すると実際の統計から出たようにも見えます。
ところが、出典を辿ろうとしても、多くのサイトが同じ文章や数字を繰り返しているだけで、元となる新聞・行政資料には行き着きません。
そのため現時点では、32人という数字を事実として扱うことはできません。
一方、「もんぺ姿の霊が池へ誘う」という話は、原池を象徴する怪談として長く残っています。
もんぺという服装から戦中・戦後の人物を連想させますが、その霊の由来となる具体的な事故・事件も確認できませんでした。
「32人死亡」が確認できないからといって怪談自体が存在しないわけではありません。
噂としてはそのまま記録しておきます。
📷原池に実際に行ってみた
本当は昼のうちに行きたかったのですが、予定の都合で到着したのは夜。
池系の心霊スポットは夜だとライトの光が届きにくく、全体像が撮りづらいんですよね……。
今回の写真も少し見づらいですが、当時の記録としてそのまま残します。


原池の目印になるのは、すぐ近くの砥部小学校です。
学校の前に問題の池があります。
写真が少しぼやけていますが、周囲は住宅地で、山奥の心霊スポットのような隔絶感はありません。

池へ向かって下りる小さな坂があります。
横には畑もありました。
周辺には私有地もありますので、池を見るために畑や敷地へ入らないようにしてください。

遊泳、ボート遊び、釣りを禁止する看板。
赤い布にも「きけん」と書かれています。
旧記事では「過去に溺死事故があったからなのか?」と書きましたが、注意看板だけで事故歴までは判断できません。
ただ、少なくとも管理者側が水辺での遊びを危険と考えていることは分かります。


こちらが原池です。
やっぱり夜なので写真は見えづらいですね……。
ただ、写っている範囲では不自然な人影や、もんぺ姿の霊らしきものは見当たりませんでした。




池の近くには地蔵と石碑があります。
石碑には「大南原池」とあり、竣工や改修に関係する記念碑とみられます。
旧記事では「溺死事故の供養なのかもしれない」と考えましたが、今回の調査でもその根拠は確認できませんでした。
供養のためなのか、地域の安全を願って置かれたものなのかは不明です。




池沿いの道をさらに奥へ進むと、危険を知らせる看板や水門と思われる設備がありました。
奥には特に変わったものもなく、ここで引き返します。

写真にも、もんぺ姿の霊は写っていません。
周辺には街灯や民家の明かりもあるため、思っていたほど不気味な雰囲気ではありませんでした。
見た目は、本当に普通の夜の池です。


先ほどの石碑の裏側です。
原池の改修工事について記されています。
今回の訪問では、声が聞こえる、手招きされる、池へ誘い込まれるといった心霊現象はありませんでした。
🧪噂の真相と検証結果
原池には、「50年間で32人が溺死した」という非常に具体的な噂があります。
しかし今回の調査では、この人数を裏付ける事故統計・新聞記事・行政資料を確認できませんでした。
だからといって「原池では死亡事故が一度もない」と断定できるわけでもありません。
分かるのは、32人という数字を事実として扱える根拠が、現時点では見つかっていないということです。
「もんぺ姿の霊」「声をかけられると池へ誘われる」という話についても、由来となる具体的な人物・事故は確認できませんでした。
現地には危険看板や地蔵がありますが、それだけで大量の溺死事故の証拠にはなりません。
現時点では、普通の農業用ため池に、具体的な死亡人数と「池へ誘う霊」という強い怪談が結び付いて広まった心霊スポットと整理するのが妥当です。
😱原池の恐怖度
雰囲気:★★☆☆☆
立地:★☆☆☆☆
心霊現象の有無:★☆☆☆☆
過去の事故事件の有無:★★☆☆☆
総合評価:★★☆☆☆
✍️まとめ
原池を実際に歩いてみましたが、今回も特に心霊現象はありませんでした。
もんぺ姿の霊も現れず、声をかけられることもありません。
見た目は普通のため池で、周囲も住宅地なので、雰囲気だけなら恐怖度はかなり低めです。
ただし、夜の池はライトがなければ水際が分かりにくく、心霊とは関係なく転落は危険です。
「50年で32人」という話は現在も有名ですが、今回も裏付けは確認できませんでした。
それでも、具体的な数字と「霊に池へ誘われる」という怪談がなぜここまで定着したのかは気になります。
古い地元資料や新聞記事をご存じの方がいれば、ぜひ情報をお寄せください。
というわけで、今回はここまで。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
それでは――お憑かれさまでした。
🔗関連する心霊スポット
💬読者の声・体験談を募集中
原池で実際に事故があった時期をご存じの方、「50年で32人」という数字を昔から聞いていた方、もんぺ姿の霊の由来を知っている方からの情報をお待ちしています。
新聞記事・地域資料・昔の写真など、噂の出所を確認できる資料があれば、ぜひお問い合わせフォームやコメントからお聞かせください。




コメント