中村トンネル(立石隧道)
今回ご紹介する心霊スポットは四国屈指の化けトンとして有名な中村トンネルです。
正式名称は立石隧道といいますが、トンネル付近の集落名から中村トンネルと呼ばれていたり、単純に立石トンネルや旧立石トンネルと呼ばれていたりします。
1943年(昭和18年)に竣工された全長約120mの小さな素掘りのトンネルです。
照明設備は無いため昼間でも薄暗く、通る人は不気味な印象を持ってしまうかもしれません。
トンネルの入り口に置かれたお地蔵様に様々な怖い噂があるそうですが、それは後ほど紹介しますね。
まずは中村トンネル(立石隧道)の場所から確認していきましょう!
◇中村トンネル(立石隧道)の場所◇
場所は地図の通りです。
香川県高松市牟礼町と香川県木田郡三木町の境にあるトンネルです。
香川県道38号線の新立石トンネルの手前の道を曲がり、少し走ると中村トンネル(立石隧道)があります。
道幅はかなり狭くなっているので注意して運転しましょう。
◇中村トンネル(立石隧道)の噂、心霊現象◇
中村トンネル(立石隧道)の主な噂、心霊現象を集めてみました。
- トンネルの入り口に置かれたお地蔵様が笑っているように見えたら無事に帰れない。
- お地蔵様の置かれている祠の扉が開いていると帰りに事故に遭ってしまう。
- お地蔵様を壊し持ち帰った少年が事故死した。
- 女性の霊が出る。
- 子供の声が聞こえてくる。
- 人柱として牛をトンネルに埋めた。
この心霊スポットはトンネルの入り口に置かれたお地蔵様に関する噂が多く語られています。
しかし、様々な噂のあるお地蔵様は実はもう中村トンネル(立石隧道)にはありません…
撤去されたのではなく、新立石トンネルの方に移されたようです。
残念ながらお地蔵様に関する噂は確認できませんが、まだ他にも噂はあります。
本当に女性の霊が出るのか?
子供の声が聞こえてくるのか?
調査していきたいと思います。
6つめの人柱として牛をトンネルに埋めたという噂はトンネル付近にあった牛之墓という石碑から発祥したのだと思われます。
実際に人柱として使われた牛のお墓なのでしょうか?
こちらも真相は不明ですが、この牛之墓もお地蔵様と一緒に新立石トンネルにお引越ししたみたいです。
◇実際に中村トンネル(立石隧道)に行ってみた◇
香川県高松市牟礼町と香川県木田郡三木町の境にあるトンネルですが、今回は木田郡三木町側からトンネルを目指していきます。
中村トンネル(立石隧道)へは新立石トンネルの手前にある小さな道へ入ります。
トンネルまでの道はとにかく狭く、対向車が来ないことを祈りながら進んでいきます。
中村トンネル(立石隧道)の手前まで着きました。
過去に行かれた方のブログを見ていると、ここに噂のお地蔵様はあったようです。
残念なことに今は跡形もなく消えてしまっていますね。
メインのお地蔵様がなくなっているのはかなりショックですが、お地蔵様が移動されて10年程経っても、依然心霊の噂が絶えないということはここにはまだ何かあるのでしょうか?
こちらが中村トンネル(立石隧道)の木田郡三木町側の入り口です。
この日は霧が濃くて、写真が撮りづらくて苦労しました。
私の体感ですが、恐怖度は四国で行った心霊スポットの中では間違いなく一番です。
この真っ暗な闇の中を歩いて進んでいきます。
トンネルの入り口にはでかでかと落書きされています。
何と書いてあるのでしょうか?
トンネルの内部はこんな感じです。
いかにも素掘りという感じで岩肌がむき出しでごつごつしています。
もちろん照明設備も無いので、夜に通るとなると普通の人なら恐怖を感じるのは当然ですね。
車に人が轢かれた風の落書きです。
ユーモアがあって私は好きですよ。
霊の出そうな雰囲気はありますね。
写真を撮って歩いていると、すぐに出口が見えてきました。
全長約120mですから、走れば20秒程度の距離です。
手持ちのライトでは写真が綺麗に撮れなかったので、車のライトで照らしてみました。
トンネルというより、洞窟といった感じです。
高松市牟礼町側の中村トンネル(立石隧道)の入り口です。
今回も特に何か起こるわけでもなく、トンネルを通過してしまいました。
もうそろそろ何か起こって欲しいんですけどねぇ…
帰り道にあったお地蔵様です。
このお地蔵様は噂のお地蔵様ではありません。
◇最後に◇
女性の霊が出る、子供の声が聞こえてくるという噂がありましたが、どちらも確認できませんでした。
心霊現象は一切ありませんでしたが、雰囲気は抜群の心霊スポットです。
メインのお地蔵様がなくなっていたのは残念でしたが、私はこの心霊スポット結構好きですよ。
では終わります、お憑かれ様でした。
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