🕯️はじめに:南畑ダムとは?
「誘拐された女の子の霊が出る」
「ダム湖に何度も遺体が浮いた」
「トイレで女性の霊が上から覗き込んでくる」――。
福岡県には、そんな大量の怪談が語られてきたダムがあります。
今回ご紹介するのは、福岡県那珂川市にある――南畑ダムです。
那珂川上流に建設された多目的ダムで、洪水調節、河川の正常な流れの維持、水道用水の供給を目的に1966年4月から管理が始まりました。
現在も福岡県が管理する現役のダムです。
一方、心霊スポットとしては子供の霊・女性の霊・墓地の呪い・トイレの怪異・暴力団による遺体遺棄・女児誘拐殺人など、かなり具体的な事件説まで語られています。
しかし、これらを一つずつ追うと、公式に確認できるダム史と、ネット上で増殖した事件・怪談の間には大きな差があります。
今回は、南畑ダムの建設史と役割、1980年代の再開発、女児誘拐事件説や遺体遺棄説の真偽、トイレに集中する怪談、そして私が実際に訪れた際の写真を整理します。
🗺️南畑ダムの情報
南畑ダムの基礎情報
名称:南畑ダム
読み:みなみはたダム
所在地:福岡県那珂川市大字五ケ山
河川:那珂川水系 那珂川
型式:重力式コンクリートダム
管理開始:1966年(昭和41年)4月
堤高:63.5m
堤頂長:220.4m
総貯水容量:600万立方メートル
目的:洪水調節・流水の正常な機能維持・水道用水
再開発:1984年度完成
現在:福岡県管理の現役ダム
南畑ダムの場所
南畑ダムは那珂川の上流、那珂川市五ケ山にあります。
現在はさらに上流に五ケ山ダムも完成しており、周辺の水源施設や道路景観は昔の記事が書かれた頃から変わっています。
南畑ダム自体は現役の重要インフラです。ダム管理設備・立入禁止区域へ入ったり、道路上で危険な停車をしたりしないでください。
参考:福岡県「南畑ダムを紹介します」
1966年に管理開始、1984年度に再開発
福岡県の公式資料によると、南畑ダムは1966年4月に管理開始。
その後、有効容量を増やし、発電用水を供給する目的で再開発が行われ、1984年度に完成しました。
さらに1992年10月からは、ダム直下流の利水放流水を利用する「ちくし発電所」が運用されています。
つまり現在の南畑ダムは、単なる古い貯水池ではなく、福岡都市圏の水と河川管理を支える現役施設です。
👻南畑ダムに纏わる噂と心霊現象
- 子供の霊が現れる。
- 女性の霊が現れる。
- 暴力団がダム周辺に遺体を埋めた。
- 小学2年生の女児が誘拐・殺害され、遺体がダム付近に遺棄された。
- ダム湖に遺体が浮く事件が何度も起きている。
- 水難事故が多い。
- 訪れると体調を崩す。
- 車内で仮眠すると足を引っ張られる。
- 付近の墓地で騒ぐと呪われる。
- 供花を踏んだ女性が、その後亡くなった。
- ダムのトイレに霊が出る。
- トイレを使うと呪われる。
- トイレ内で視線を感じる。
- 上を向くと女性の霊が覗き込んでいる。
- トイレの鍵が突然開かなくなる。
- トイレで暴行を受けた女性が、それを苦に自殺した。
- 福岡県側と佐賀県側にトイレがあり、霊が出るのは福岡県側だという。
- 盗難されたアクセサリーや宝石類がダム底から見つかった。
- 近くの廃旅館・廃寺にも心霊噂がある。
※これらは心霊サイト・掲示板・体験談で流布している噂を含みます。今回確認した公的資料・新聞検索では、女児誘拐殺人、暴力団の遺体遺棄、トイレでの暴行後自殺などを南畑ダムへ直接結び付ける一次資料は確認できませんでした。
「小学2年生の女児誘拐殺人」は実在事件?
南畑ダムで特に有名なのが、「小学2年生の女児が誘拐され、殺害された後、遺体がダム付近に遺棄された」という話です。
ネット上では実在した1990年代の女児誘拐殺害事件と結び付ける説明もあります。
しかし、今回確認した範囲では、その事件の遺体発見場所を南畑ダム周辺と特定できる一次資料まで確認できませんでした。
実在事件と、後から付けられた「南畑ダム」という場所情報が混ざっている可能性があります。
したがって、「女児の霊が出る」という噂は残すものの、南畑ダムで女児誘拐殺人が起きたとは断定しません。
怪談が集中する「トイレ」
南畑ダムの怪談で特徴的なのは、トイレに関する話が非常に多いことです。
女性の霊が上から覗く。
誰もいないのに視線を感じる。
鍵が開かなくなる。
利用すると呪われる。
さらに「ここで女性が暴行され、自殺した」という具体的な事件説まであります。
しかし、その事件を確認できる報道は今回見つかりませんでした。
公衆トイレは閉鎖空間で、夜間は照明や音の反響も独特です。そうした環境に事件説が重なり、怪談が増えていった可能性はありそうです。
📷南畑ダムに実際に行ってみた
ここからは、私が実際に南畑ダムを訪れた際の写真です。
現在も使われているダムなので、管理区域へ入らず、道路や見学可能な場所から確認しました。









私が訪れた際には、子供の霊、女性の霊、体調不良、足を引っ張られる感覚などはありませんでした。
トイレや周辺についても、明確に心霊現象と判断できるものは確認できませんでした。
夜間は山間部で暗く、ダム湖や道路もあるため、心霊より転落・交通事故の方が現実的な危険です。
🧪噂の真相と検証結果
南畑ダムについて確実に確認できるのは、1966年から管理されている福岡県の多目的ダムであることです。
1984年度には再開発が完成し、現在も水道・洪水調節・河川維持など重要な役割を担っています。
一方、女児誘拐殺人、暴力団の遺体遺棄、湖面に何度も遺体が浮いた、トイレで女性が暴行されて自殺したといった具体的犯罪説について、今回の調査では南畑ダムとの直接的な関係を確認できませんでした。
もちろん、過去に水難・自殺・事件が一件もなかったという意味ではありません。
ただし、確認できない個別事件を「このダムで実際に起きた事実」として積み上げることはできないということです。
現時点では、山間の古いダム・墓地・夜のトイレという不気味さに、具体的な事件説が後から重なって心霊スポット化した可能性が高いと考えます。
福岡県の別の心霊スポットでは、旧仲哀トンネルの歴史と連続殺人事件にまつわる噂も調査しています。
😱南畑ダムの恐怖度
雰囲気:★★★☆☆
立地:★★★☆☆
心霊現象の有無:★☆☆☆☆
過去の事故事件の有無:★★☆☆☆
総合評価:★★☆☆☆
✍️まとめ
南畑ダムには、子供の霊、女性の霊、暴力団の遺体遺棄、誘拐殺人、トイレの呪いなど、かなり多くの噂があります。
ただ、今回調べ直してみると、ダムの沿革は福岡県資料で明確に確認できる一方、怖い事件説の多くは一次資料まで辿れませんでした。
特に「小学2年生女児の遺体が南畑ダム周辺に遺棄された」という話は、実在事件との混同に注意が必要です。
私が現地を訪れた際にも心霊現象はありませんでした。
現在も水源・洪水調節を担う現役施設です。
夜間に訪れる場合も、ダム湖への転落、山道の運転、管理区域への侵入には十分注意してください。
というわけで、今回はここまで。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
それでは――お憑かれさまでした。
🔗関連する心霊スポット
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南畑ダムで不思議な体験をした方、トイレ・女児・遺体遺棄の噂を昔から知っている方の情報をお待ちしています。
特に、これらの事件説を裏付ける古い新聞記事・地域誌・具体的な年月日をご存じの方がいれば、ぜひお問い合わせフォームやコメントからお聞かせください。




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