真夜中の踏切
タイトル:真夜中の踏切
ハンドルネーム:キツネさん
これは実際に友人Aが体験した話です。
S県O市に車1台がやっと通れる程度のとある踏切があります。
それは友人Aが夜中に友達を助手席に乗せてドライブをしていた帰りの出来事です。
夜中2時位に友人Aが「もう遅いし帰ろうか。」と助手席の友達に語りかけ、近道をして帰ろうと思い、いつもは明るい時間に通る道を車で走らせていました。
すると、カンカンカンカンと踏切の音が鳴り、引っ掛かってしまったのです。
「こんな電車の少ない時間に引っ掛かるってついてないなぁ。」と友人Aと友達が話していると、しばらくしてから助手席の窓ガラスをコンコンとノックされたのです。
会話が弾んでいた友人Aと友達は助手席側に人が来ていたことに全く気付きませんでした。
助手席側の友達が窓を開け、『どうかされましたか?』と声を掛けたところ、70代位のお婆さんが何か話しているのです。
『、の、、、、知らん、?』
踏切の音がうるさくて聞き取りにくかったため、友達が『お婆さんなんて?何か探してるんか?』と聞き返すと、そのお婆さんが今度は大きな声で『私の下半身、知らんか?』と叫びました。
友達がお婆さんの足元を覗くと、なんと下半身が無いのです。
友人Aが焦って『この場所から早く離れな!』と言い、ギアをバックに入れ、アクセルを全開に踏みました。
しかし、ふと助手席の友達が前を見た時、踏切の音は鳴っておらず、電車が通過した様子はありませんでした。
後日このことが気になって過去の記事を調べてみると、昔その場所で人身事故があり、お婆さんが亡くなられていたそうです。
その時から、下半身だけがまだ見つかっていないそうです。
未だにあの場所でお婆さんは下半身を探し、彷徨い続けているのでしょうか…?
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