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【心霊スポット】白い和服の女性と幼子の泣き声!?旧吹上トンネルに残る殺人事件の噂と廃道の歴史【東京都】

Coco
ライター:Coco
怪談を書いたり、お化け屋敷を作ったり、全国の心霊スポットを巡ったりしています!
オカルト系
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🕯️はじめに:旧吹上トンネルとは?

薄暗いトンネルの奥から、幼い子供の泣き声が聞こえる。

振り返ると、白い和服の女性がこちらを見つめている。さらに背後からは、複数の足音が追いかけてくる――。

東京都青梅市にある旧吹上トンネル。かつてバスやトラックが行き交ったこの道は、いつしか東京を代表する心霊スポットのひとつとして知られるようになりました。

しかし、不気味なのは怪談だけではありません。老朽化した坑道、天井から滴る水、山中の旧道に残る苔むした車止め。その上には明治時代の古い隧道があり、さらに頭上には江戸時代の切通しまで残っています。

そして、旧トンネルで起きたとされる殺人事件の話を調べると、2021年に行われた現地取材で、事件の場所をめぐる思いがけない証言が残されていました。

今回は、女性霊や子供の泣き声という怪談の由来をたどりながら、昭和の旧吹上トンネルができた理由、古い道路資料、そして2025年の東京都の点検記録まで詳しく見ていきます。

🗺️旧吹上トンネルの情報

旧吹上トンネルの基礎情報

名称:吹上トンネル(旧吹上トンネル・昭和のトンネル)
所在地:東京都青梅市黒沢二丁目~成木八丁目
旧路線:東京都道53号青梅秩父線(成木街道の旧道)
建設年代:1950年代(資料によって1953年・1958年と異なる)
延長:246m(国土交通省の施設記録)
幅員:5.5m(2003年の青梅市長コラム)
高さ:4.8m(同資料)
管理:東京都
現況:自動車の通行を規制した旧道のトンネル。通行規制・補修状況は現地の表示を優先

先に大切な点をひとつ。このトンネルを「廃トンネル」と呼ぶサイトもありますが、建物が放置された廃墟と同じではありません。東京都が管理する道路施設として、現在も点検・補修の対象に含まれています。

国土交通省の一覧には1953年完成・延長246mとあり、2003年の『広報おうめ』では1958年開通・248mと紹介。さらに1999年の青梅市文化財ニュースには1958年完成・241mとの記載があり、史料によって数字が揺れています。

出典:青梅市文化財ニュース第140号「初代吹上トンネルの開さく」(1999年6月15日)/『広報おうめ』2003年6月1日号「先憂後楽18 吹上峠」(道路鉄路局調査課による転載)/国土交通省関東地方整備局「トンネル点検結果(統合)」

旧吹上トンネルの場所

旧吹上トンネルは、東京都青梅市の黒沢地区と成木地区の境にある吹上峠を通る旧道にあります。現役の都道53号が通る新吹上トンネルより高い位置にあり、かつての車道が山の中へと続いています。

旧道の両側には車止めが設けられ、2025年時点の現地記録では歩行者が利用できる遊歩道状の道路として紹介されています。ただし、後述する東京都の点検では著しい劣化への対応が必要とされており、現在の立入・通行条件は必ず現地の規制に従ってください。

周辺情報

吹上峠には、旧吹上トンネルだけでなく、さらに古い「旧旧吹上トンネル」と、現在の主要道路になっている「新吹上トンネル」があります。

山の最も高い場所には江戸時代の切通し、そこから下へ降りると明治の隧道、昭和の旧吹上トンネル、平成の新吹上トンネル。時代が進むたびに道路は低い位置へ移り、大型車でも通りやすい道に造り替えられていきました。

昭和の旧道には昭和34年に植樹された桜並木があり、2025年の探索記録ではガードレールや昔の道路標示、旧道に架かる吹上橋も紹介されています。山の静けさだけでなく、かつてここが人々の生活道路だったことを伝えるものが残っているのです。

出典:『広報おうめ』2003年6月1日号「先憂後楽18 吹上峠」(道路鉄路局調査課による転載)/路上文化遺産「吹上隧道と吹上橋」(2025年7月)

👻旧吹上トンネルに纏わる噂と心霊現象

  • 白い和服を着た女性の霊がトンネル内に現れる。
  • 幼い子供の泣き声が、誰もいない坑道の奥から聞こえる。
  • トンネルの中で背後を振り返ると、複数の霊に追いかけられる。
  • 壁の染みが人間の顔や人影に見え、写真に不可解なものが写る。
  • 近くで起きた女性殺害事件の被害者が、この場所を彷徨っている。
  • かつて心霊番組の撮影に使われた白い着物の人形が、実際の幽霊の噂になったという話がある。
  • 旧旧吹上トンネルの殺人・焼身自殺などの怪談が、昭和の旧トンネルへも伝わっている。

旧吹上トンネルの怪談で有名なのは、白い和服の女性と幼子の泣き声です。真っ暗な道を進むと女が立っている。逃げようと後ろを振り返ると、今度は何人もの霊が追いかけてくる――。

特に興味深いのは、女性や子供の霊の噂が、昭和の旧吹上トンネルと明治の旧旧吹上トンネルの両方で語られていることです。2021年の『週刊女性PRIME』でも、2本の古いトンネルの怪談が繰り返し登場しています。

また「幽霊が出る」という現地の落書きや、顔に見える壁の染みも以前から知られていました。2021年の取材写真には、トンネル手前の電柱に残る落書きも撮影されています。

出典:『週刊女性PRIME』「吹上トンネル」で聞こえる幼子の泣き声と悲しい記憶(2021年4月4日)/全国心霊マップ「旧吹上トンネル」

🔎旧吹上トンネルの記録を調べる

1953年か1958年か。完成年が合わない

旧吹上トンネルは、戦後の自動車交通に対応するため、明治の隧道より低い場所に造られました。ただし完成年が一致しません。国土交通省の台帳は1953年・246m、青梅市の文化財ニュースは1958年・241m、『広報おうめ』の市長コラムは1958年開通・248mと記しています。

竣工と供用開始の違いかもしれませんが、5年の差を説明する当時の工事記録は確認できませんでした。

比較資料:国土交通省の点検資料/青梅市文化財ニュース/2003年『広報おうめ』の転載

怪談の中に出てくる殺人事件

白い和服の女性や幼子の泣き声は、昭和の旧吹上トンネルでも有名です。2005年の『超心理学研究』には「旧吹上トンネル=女性たちの霊」と記載されていました。

2021年の『週刊女性PRIME』は、近くで起きたとされる強盗殺人について、土地の関係者を取材しています。証言では終戦直後、明治の旧旧隧道の黒沢側にあった居酒屋兼住居で、高齢女性と嫁が殺害されました。トンネル内で少女が殺されたという話とは異なります。昭和の旧吹上トンネルが造られる前の出来事です。

調査資料:『週刊女性PRIME』2021年の取材/2005年『超心理学研究』

2025年の点検では「緊急措置段階Ⅳ」

古い隧道で気になるのは怪談より、老朽化の現状です。東京都の2025年改定『第二次トンネル予防保全計画』では、旧吹上トンネルは健全性区分Ⅳ、新吹上トンネルはⅡとされました。区分Ⅳは緊急措置段階ですが、計画書には応急措置済みとも記されています。

そのため「直ちに崩落する」「全面通行止め」と断定はできません。補修や通行規制は現地の案内を確認してください。

資料:東京都建設局の予防保全型管理

📷旧吹上トンネルに実際に行ってみた

ここからは、旧吹上トンネル周辺の写真をご紹介します。自動車が通らなくなった昭和の旧道と、かつて峠越えを支えた道路施設の姿をご覧ください。

東京都青梅市・旧吹上トンネル周辺の現地写真
東京都青梅市・旧吹上トンネル周辺の現地写真
東京都青梅市・旧吹上トンネル周辺の現地写真
東京都青梅市・旧吹上トンネル周辺の現地写真
東京都青梅市・旧吹上トンネル周辺の現地写真
東京都青梅市・旧吹上トンネル周辺の現地写真
東京都青梅市・旧吹上トンネル周辺の現地写真
東京都青梅市・旧吹上トンネル周辺の現地写真
東京都青梅市・旧吹上トンネル周辺の現地写真
東京都青梅市・旧吹上トンネル周辺の現地写真
東京都青梅市・旧吹上トンネル周辺の現地写真
東京都青梅市・旧吹上トンネル周辺の現地写真
東京都青梅市・旧吹上トンネル周辺の現地写真
東京都青梅市・旧吹上トンネル周辺の現地写真
東京都青梅市・旧吹上トンネル周辺の現地写真

🧪噂の真相と検証結果

旧吹上トンネルには、女性の霊や幼子の泣き声という怪談が長く残っています。2005年の学術誌にも「女性たちの霊」という噂が載っていたことから、少なくとも20年以上にわたって心霊スポットとして知られてきた場所です。

一方、殺人事件の話は、2021年の土地関係者への取材をたどると、明治の旧旧隧道手前にあった建物の出来事へとつながります。トンネル内で少女が殺されたという怪談とは、場所も被害者の状況も違っていました。

さらに2025年の東京都の点検資料では、昭和の旧吹上トンネルに緊急措置段階Ⅳという判定が示されています。昔の怖い話だけでなく、老朽化した構造物そのものの現在も、見逃せないのです。

😱旧吹上トンネルの恐怖度

雰囲気:★★★★☆
立地:★★★☆☆
心霊現象の有無:★★☆☆☆
過去の事故事件の有無:★★☆☆☆
総合評価:★★★☆☆

✍️まとめ

今回は、東京都青梅市に残る旧吹上トンネルを紹介しました。

女性の霊、幼い子供の泣き声、振り返ると追いかけてくる複数の人影。どれも強烈な怪談ですが、それだけで終わらせるには惜しい場所です。

明治時代の初代隧道を引き継ぐため、1950年代に建設された昭和の旧吹上トンネル。1993年に新吹上トンネルが開通すると、長年の役目を終えた旧道は静かな山道へと姿を変えました。

さらに、終戦直後の女性殺害事件にまつわる2021年の現地取材、2005年の心霊研究資料、そして2025年の東京都の予防保全計画まで調べると、ひとつのトンネルに異なる時代の記録が折り重なっていることが分かります。

天井から水が落ちるトンネルの中で、白い女性が見えたという話を聞くと怖くなるかもしれません。けれど、本当にそこに残るものは怪談だけではありません。昔の道路を行き来した人々の生活と、これからも守るべき歴史的な道路施設の姿があります。

現在の規制や補修状況を確かめ、無理な立ち入りや危険な探索は避けてください。

それでは――お憑かれさまでした。

🔗関連する心霊スポット

同じ吹上峠の現役道路である新吹上トンネルも、女性霊の噂が語られる場所です。埼玉県飯能市の畑トンネルでは、さらに古い煉瓦造りの隧道の歴史と「四つん這いの老婆」の怪談を紹介しています。

💬読者の声・体験談を募集中

旧吹上トンネルを訪れたことがある方、まだ自動車が通っていた頃を覚えている方、不思議な体験をされた方からのお話をお待ちしています。
どんな些細なことでも構いませんので、コメントやお問い合わせフォームからお聞かせください。
また、吹上峠の道路建設の歴史や古い資料をご存じの方からの情報も歓迎しています。

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