池田湖
今回はいつもの様に心霊スポット探索ではありません。
UMAを探しに行ってきましたよ!
UMAとは何かというと、未確認動物や未確認生物を意味するUnidentified Mysterious Animalという和製英語の略称です。
似たような言葉で未確認飛行物体を意味するUnidentified Flying Objectの略称UFOがあります。
UFOは一般の会話でも聞きますが、UMAはオカルト好き以外からするとあまり聞き慣れない言葉かもしれませんね。
日本で知られているUMAといえばつちのこやヒバゴン位しかおらず、あまり日本にはUMAはいない印象です…
海外ならネッシー、ニンゲン、チュパカブラ、モスマン等、有名なUMAが沢山います。
日本で一時期ブームになった人面犬もUMA扱いになりそうですが、現代妖怪の分類になります。
そんな日本では珍しいUMAですが、ネス湖のネッシーによく似ている池田湖のイッシーというUMAのブームがあったのをご存知でしょうか?
ブーム時はイッシーを探す為に多くの人が池田湖を訪れ、それに便乗して沢山の観光施設ができたそうです。
しかし、どんなブームもいつか必ず終わる日が来るもので…
現在はブームがあったのが嘘かの様にすっかり廃れてしまいました。
逆に人が少なくなった今の方がイッシーが見つかりやすいんじゃないかと思い、今回は鹿児島県の池田湖まで探しに行ってみましたよ。
◇池田湖の場所◇
場所は地図の通りです。
ナビをセットして行けば特に迷う場所はありません。
鹿児島県指宿市にある九州最大の湖が池田湖です。
湖の近くには大きな駐車場とトイレがあります。
◇池田湖とイッシーの噂◇
池田湖とイッシーの主な噂を集めてみました。
- 体長は10m~20mだと思われる。
- 目撃証言によると黒いこぶの様な物が二つ水面を動いていたという話が多い。
- 1968年(昭和43年)に初めて目撃される。
- 1978年(昭和53年)に20人以上が同時に目撃したことにより有名になり、その年にイッシーの姿が初めて写真に収められる。
- 池田湖には龍神伝説がある。
- 池田湖の湖底は海と繋がっている可能性があり、池田湖と海を自由に行き来している可能性がある。
- 正体は未だに謎に包まれており、池田湖に生息する体長2mのオオウナギ説やハクレンという魚の群れ、更には恐竜の生き残りという説がある。
池田湖は九州最大の湖で直径約3.5km、周囲約15km、水深約233mとかなり広く深い湖です。
火山活動によってできた凹みに水が溜まった、いわゆるカルデラ湖です。
ここには世界的にも珍しい湖底火山があり、古くから神の御池と呼ばれ神聖視されていたそうです。
これほどの規模の湖だと何か未知の生物が住んでいてもおかしくなさそうですね。
1978年(昭和53年)には法事で集まっていた20人以上が水面を動く二つの黒いこぶを目撃し、その後も沢山の目撃証言が報告されています。
更には池田湖には古くからの龍神伝説があるというのが非常に面白いです。
昔の人がイッシーを見て龍神だと思い込んだという可能性もありそうですよね。
◇実際に池田湖に行ってみた◇
日本を代表する伝説のUMAイッシーを探し、鹿児島県の指宿市までやってきました。
指宿って初見では絶対読めませんよね。
これで「いぶすき」って読みます。
どうやら指宿市は古来から温泉で有名な場所らしく、元は湯豊宿と漢字で書き「ゆぶしゅく」という地名だったのですが、それが訛り「いぶすき」となったそうです。
昔から多くの人に愛される温泉を堪能したいところですが、今回は温泉には行かず、池田湖へと向かいます。
池田湖に到着しました。
ブームが過去の物となり、池の周辺は少し寂れた雰囲気があります。
池田湖の説明看板があったので文字に起こしておきます。
池田火山の陥没によってできたカルデラ湖で周囲15km、面積10.91㎢、最深233mの九州最大の湖で、鮎、ワカサギ、鯉、鮒、草魚等が棲息している。
また、この湖に棲息している大ウナギは体長1.8m、胴回り60cm、体重20kgもあり、市天然記念物に指定されている。
昭和59年9月3日午後6時頃、池崎地区の住民約20名は黒い物体“イッシー”が泳いでいるのを目撃。
これがテレビ・新聞等で全国に報道され、話題を呼んだ。
オオウナギはもう一つの観光名物で、周囲のドライブインや観光施設で飼育されているのを見物することができます。
実はこのオオウナギがイッシーの正体の最有力候補でもあります。
イッシーくんの像がありました。
名前も見た目も完全にネッシーを意識しています。
本当はこぶの部分しか目撃証言が無いので、顔や体は想像ということになりますね。
イッシーくんの説明看板があったので、また文字に起こしておきます。
昭和59年9月3日、湖面を猛スピードで進む二つの黒い物体が泳ぐのが多くの人々によって目撃された。
水面に浮かぶコブとコブの間は5メートルほどあり、湖面は数十メートルに渡ってざわめいていたという。
この事件は新聞やテレビで大きく取り上げられ、その後多くの目撃情報が寄せられるようになった。
この未知の巨大生物は、ネス湖のネッシーにあやかって「イッシー」と呼ばれるようになった。
イッシーの正体については、恐竜の生き残りであるとか、大ウナギ、巨大魚など様々な説が飛び交っており、その正体を突き止めるために無人監視カメラの設置やテレビ局による探索も行われたが、現在まではっきりと確認できる目撃はなく未だに謎のままである。
正体がいつか解明されるのが楽しみですね。
ちなみに池田湖のイッシーの他にもネッシーとよく似たUMAは日本全国で報告されています。
例えば屈斜路湖のクッシー、本栖湖のモッシー、芦ノ湖のアッシー、中禅寺湖のチュッシー、雄蛇ヶ池のオジャッシーがいます。
ネーミングセンスがもう無茶苦茶です(笑)
アッシーって交通手段として便利に使われる人って意味ですよね…
波は無く穏やかな湖面です。
黒いこぶの様な物は見えませんでしたが、綺麗な景色ですね。
冬になると湖の周辺に菜の花が咲き誇るらしく、絶景だそうですよ。
最後は振り向くイッシーの像で終わります。
なんか笑っている様に見えて気味が悪いですね…(笑)
◇最後に◇
今回はUMAのイッシーを探しに池田湖まで行ってみました。
今まで沢山の人やマスコミが探しても見つかりませんでしたが、やはり私の前にもイッシーは現れませんでした…
恐竜の生き残りというのは正直ありえないでしょうけど、何か未知の生物が潜んでるのではないかと私は思っています。
UMAを信じてる訳ではありませんけど、その方が夢があって良いでしょ(笑)
では終わります、お憑かれ様でした。
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