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【心霊スポット】モンペ姿の少女が現れる!?群馬の森に残る火薬工場跡と怪談【群馬県】

Coco
ライター:Coco
怪談を書いたり、お化け屋敷を作ったり、全国の心霊スポットを巡ったりしています!
この記事は約5分で読めます。

🕯️はじめに:群馬の森にはなぜ「モンペ姿の少女」が現れるのか

群馬県高崎市綿貫町。

芝生広場や美術館、歴史博物館がある県立公園「群馬の森」には、昔から奇妙な噂が残っています。

森の奥にある防空壕のような場所に、モンペ姿の女の子が現れる。軍服姿の人影を見る。誰もいない場所から、行進するような足音が聞こえる――。

現在の明るい公園だけを見ると、少し意外な怪談です。

しかし、この場所の過去を調べていくと、現在の群馬の森一帯にはかつて旧日本陸軍の巨大な火薬製造所が存在していたことが分かります。しかも、そこで爆発事故も実際に起きていました。

今回は群馬の森に残る怪談を見ながら、その舞台となった岩鼻火薬製造所の歴史まで追っていきます。

👻群馬の森に纏わる噂と心霊現象

  • 森の奥にある「防空壕」に、モンペ姿の女の子が現れる。
  • 軍服姿の男性の霊を目撃する。
  • 誰もいない場所から、複数人が歩くような足音が聞こえる。
  • 園内のベンチに人影が座っている。
  • 群馬の森では首吊り自殺が多いという噂がある。
  • 防空壕付近で子供が行方不明になったという「神隠し」の噂。

現在は「軍人の霊が出る場所」として紹介されることも多い群馬の森ですが、古いネット記録を確認すると、少し違う怪談が残っています。

2001年7月の心霊スポット掲示板には、群馬の森の奥に戦時中の防空壕があり、そこに「モンペ姿の女の子が出る」という書き込みがあります。

少なくとも2001年には、すでに群馬の森が心霊スポットとして語られていたことになります。

出典:心霊スポットスレまとめ「群馬県 Part3」

🗺️群馬の森の基礎情報と周辺

群馬の森の基礎情報

正式名称:群馬県立公園 群馬の森
愛称:アイ・ディー・エー群馬の森
所在地:〒370-1207 群馬県高崎市綿貫町992-1
開園:1974年10月17日
開園時間:4月~9月 7:30~17:30/10月~3月 8:00~17:30
入園料:無料
駐車場:あり
旧用途:旧陸軍岩鼻火薬製造所跡

群馬の森は1974年10月17日、群馬県立近代美術館とともに開園しました。現在は県民の憩いの場として利用されています。

なお、開園時間外は閉門します。心霊スポットだからといって夜間に無断で入る場所ではありません。

出典:アイ・ディー・エー群馬の森 公式サイト/群馬県立近代美術館「概要/沿革」

群馬の森の場所

ここはもともと火薬製造所だった

群馬の森が造られる以前、この一帯にあったのが岩鼻火薬製造所です。

1882年(明治15年)に「東京砲兵工廠岩鼻火薬製造所」として操業を開始し、終戦した1945年(昭和20年)まで約64年間にわたって火薬を製造していました。

高崎市立中央図書館の調査では、最盛期には敷地約107万平方メートル、主要機械約4,000台、3,956人が生産に従事した巨大施設だったとされています。日本で初めてダイナマイトを製造した場所としても知られています。

出典:国立国会図書館 レファレンス協同データベース「岩鼻火薬製造所について資料はないか」

🔎群馬の森をさらに深掘り

火薬製造所では実際に爆発事故が起きていた

群馬の森について調べると、「昔ここで爆発事故があり、多くの人が亡くなった」という話が出てきます。

この部分は単なる心霊噂ではありません。

高崎市の資料でも、岩鼻火薬製造所では戦争による増産期に爆発事故が発生していたことが確認されています。『新編高崎市史』にも、複数の爆発事故について記録が残っています。

つまり、現在の群馬の森の土地で火薬製造が行われ、そこで事故が起きていたこと自体は史実です。

出典:高崎市「高崎学検定 解説」

森の中に残る不自然な土塁の正体

群馬の森を歩くと、公園としては少し不自然な土の盛り上がりが残っています。

高崎市の公式資料によると、これは火薬製造所時代の土塁です。火薬が爆発した際、周囲へ被害が広がるのを防ぐ目的で造られていました。

現在の公園の地形そのものに、火薬工場だった頃の痕跡が残っているわけです。

噂の「防空壕」は本当に防空壕なのか?

2001年の書き込みに登場するのが、「森の奥にある戦時中の防空壕」です。

ただ、ここは少し注意が必要です。岩鼻火薬製造所には土塁や地下施設など、火薬製造に関係するさまざまな構造物がありました。岩鼻火薬製造所の「地下工場」を扱った研究資料も残っています。

そのため、ネット上で防空壕と呼ばれている構造物が、本当に空襲時の避難用防空壕なのか、それとも別用途の軍事施設なのかまでは今回確認できませんでした。

古い軍事遺構が「防空壕」と呼ばれ、そこへモンペ姿の少女という怪談が結び付いた可能性も考えられます。

最初から「兵士の霊」だったわけではない?

現在の群馬の森では、軍服姿の男性や兵士の足音といった噂がよく語られています。

ところが、今回確認できた2001年の古い書き込みでは、登場するのは兵士ではなく「モンペ姿の女の子」です。

その後、群馬の森が旧陸軍の火薬工場跡であることが広く知られるにつれ、「軍人の霊」という分かりやすい怪談が加わっていった可能性もありそうです。

一方で、首吊り自殺や子供の神隠しといった話については、今回確認できる公的資料からは対応する事件を特定できませんでした。噂としては古くから残っていますが、史実とは分けて考えた方がよさそうです。

森にまつわる怪談では、山梨県の青木ヶ原樹海についても、古くから語られる噂と実際の地形・歴史を分けて調査しています。

😱群馬の森の恐怖度

雰囲気:★★☆☆☆
立地:★☆☆☆☆
心霊現象の有無:★★☆☆☆
過去の事故事件の有無:★★★★☆
総合評価:★★☆☆☆

✍️調査結果とまとめ

今回は、群馬県高崎市にある心霊スポット「群馬の森」を調べました。

モンペ姿の少女や軍服姿の霊について、その存在を裏付けるような記録はありません。首吊りや神隠しの話についても、現時点では噂の域を出ません。

ただし、この場所に旧陸軍の岩鼻火薬製造所があったこと、火薬を長年製造していたこと、爆発事故が起きていたこと、現在も園内に土塁などの痕跡が残っていることは確認できます。

特に興味深かったのは、確認できる古いネット上の怪談では「兵士」ではなく「モンペ姿の女の子」が登場していることです。現在の怪談が、昔からまったく同じ形で語られていたわけではなさそうです。

現在は普通に利用されている県立公園です。訪れる場合は開園時間や園内のルールを守り、立入禁止場所には入らないようにしてください。

というわけで、今回はここまで。

最後まで読んでくださってありがとうございました。

それでは――お憑かれさまでした。

🔗関連する心霊スポット

森そのものに怪談が残る場所では、山梨県の青木ヶ原樹海も詳しく調査しています。

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