2024年10月23日(水) 関西の某福祉作業所の方から呪物(着物と牛鬼像)を譲渡していただきました!
呪物概要
関西の某福祉作業所の方から呪物を譲り受けました。
お着物(羽織)が2点、帯を1点、そして銀の牛鬼像を譲渡していただきました。
ご提供者様のお話によりますと、着物と帯には老婆の霊が取り憑いており、銀の牛鬼像は悪霊などの霊が宿る依り代となっているそうです。
おぞましい姿をした老婆の霊が取り憑いた着物
提供者様が5年前に働いていた福祉作業所では、古着の着物を販売していたこともあり、時々近所の人が無料で古着を譲ってくれることがあったそうです。
そして、当該の着物は、亡くなった母の遺品整理として60代ほどの女性が置いていったものとのこと。
実母か義母かは不明ですが、母が数日前に亡くなったにしては清々しく明るい笑顔が印象的な女性だったそうです。
着物はそのまま透明の衣装ケースに入れられ、作業机の足元に置かれていたのですが…。
その机で仕事をしている人たちが次々に体調不良、意識障害、意味不明な言動や行動を示すようになりました。
衣装ケースを別の場所に移動させると、やはりそのケースのそばで働いている人たちが体調不良に…。
倉庫に移動するなど対処したものの、その後も不幸な出来事が頻発し、最終的に作業所は閉鎖することになってしまいます。
そんな経緯があり、提供者様もやむなく現在勤めている作業所へ移ることとなりました。
この作業所は廃業した作業所のほど近くにありました。
昨年、とある日の夕方ごろ、部屋で作業をされていた提供者様が、ふと廊下の方へ視線を向けると、青くぼんやりと光る黒い着物を着た女性らしき姿が見えました。
その女性の骨と皮ばかりの細い足は、まるで漆を塗ったかのような真っ黒な色をしており、腕と頭がありませんでした。
しかし、すぐにそれが女性であり、年老いていたということが分かったそうです。
それは、痩せこけた体に着物だけが風を通すようにふわりと膨らんでいました。
袖は蝶々の羽のように丸みを帯びた形だったそうです。
見えたのは、ほんの一瞬のできごとでした。
背筋が寒くなる感覚がしたのも束の間。
次の瞬間には、廊下にはなにもない真っ暗闇が先まで伸びているだけ。
隣で作業をしている別の職員に今のことを話すも、誰一人その女性を見ていませんでした。
女性はまるで妖怪の「小袖の手」のように、着物から足が生えたような不気味なモノだったと言います。
提供者様は、その幽霊が着ていた真っ黒な着物が気になったそうで調べてみると、廊下のそばの押し入れに前の作業所から引き継がれてきた物が入っていることに気付きました。
そして、その中には、あの遺品整理として持ち込まれた着物が入っていたのです…。
おそるおそる、透明の衣装ケースを開けると、あの女性が着ていた物とまったく同じ着物が入っていました。
そういった経緯で当団体にご連絡をくださいまして、私たちはビデオ通話で取材をさせていただいた後に直接お引き取りに伺いました。
お会いした際に聞かせていただいたのですが、ビデオ通話で取材をした直後、その通話をしたミーティングルームから大きな物音がしたそうです。
すぐに確認しに行ってみると、部屋名が書かれたプレートが真っ二つに壊れてしまっていたとのこと、今まで一度もこんなことはなかったと話をしてくれました。
それほど、この場から離れたくなかったのか、作業所自体になにか思い入れがあったのか、今となっては知るすべはありませんが、この着物には老婆の強い執念が宿っているのでしょうか。
霊の依り代となっている銀の牛鬼像につきましては、文面では長くなりますのでまたの機会にご紹介いたします。
呪物や因縁物の引き取りをご希望の方はこちらからご確認ください↓
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